外壁塗装の匂いはどのくらい続く?匂いへの対策方法と原因もご紹介-岡崎市・西尾市・刈谷市の外壁塗装専門店カナルペイント
皆様こんにちは!
愛知県岡崎市・西尾市・刈谷市の外壁塗装・屋根塗装・防水工事・雨漏り補修の専門店カナルペイントです。
いつもブログをお読みいただきありがとうございます!
さて、今回は【外壁塗装の匂いはどのくらい続く?匂いへの対策方法と原因】をご紹介します♪
外壁塗装工事を検討される際、匂いに関する心配は多くの方にとって重要な要素です。匂いは単なる不快感にとどまらず、健康への影響や生活への支障にもつながりかねません。本記事では、外壁塗装に伴う匂いの原因、持続期間、対策方法、健康リスクまで、詳細かつ徹底的に解説します。
ぜひ、最後までご覧いただき、外壁の健康を守るための参考にしてください!
1.外壁塗装の匂いが発生する理由 ~化学成分と揮発メカニズム~
揮発性有機化合物(VOC)が本質的原因
外壁塗料には、シンナーなどの溶剤成分が含まれ、これらが揮発することで刺激臭を放ちます。これをVOC(揮発性有機化合物)といい、濃度や種類によって匂いの強さや持続に差が出ます。VOCは乾燥・硬化中に集中的に放散され、これが匂いの主因です。
化学反応と塗膜内の揮発物質
乾燥過程では、塗料の主成分である樹脂や顔料の化学反応により、新たな揮発臭が生じることがあります。塗膜内に残存する可溶性成分が、水分とともに揮発し、数日から数週間にわたって匂いを放つケースもあります。
下地の状態が匂いに影響する
ひび割れや汚れ、藻が発生していた古い外壁に塗料を重ねると、これらの古い成分と新しい塗料成分が混ざり合い、「雑味のある臭気」として放散され、匂いの質そのものが変わることがあります。
2.塗装後の匂いはどれくらい持続する?期間別の目安
以下に挙げるのは一般的な目安であり、気候条件や塗料の種類、施工環境によって異なるため、あくまで参考としてご覧ください。
シンナー系塗料の場合
- 強い揮発臭:塗布直後〜3日
- 軽い残臭:1週間〜10日
- ほぼ無臭に近くなるまで:2週間程度
これらの塗料は溶剤成分が多く、最初の数日は強烈な匂いが特徴です。
水性塗料の場合
- 強い匂い:24~48時間
- 中程度残臭:3~5日
- ほぼ無臭:7~10日
VOC含有量が少ないため、匂いは比較的早く収まりますが、全くしないわけではありません。
低VOC・無臭塗料の場合
- 軽微な匂い:施工後すぐに感じられるが、数時間~1日以内にほとんど気にならなくなる
- 完全に匂いが消えるまで:1~2日以内というケースがほとんど
現代のエコ塗料は性能的にも匂い面でも優れており、特に近隣への配慮が求められるシーンで大活躍します。
3.匂いの強さ・期間に影響を与える条件
匂いの強弱や持続期間には、以下のような複数の要因が関与します。
塗料の種類とVOC含有量
- シンナー系:有機溶剤量が多く強い匂い&長持ち
- 水性塗料:有機溶剤量が中程度で中程度の匂い・持続
- 低VOC・無臭塗料:有機溶剤を極力抑え、匂いも最小限
気温・湿度・気圧といった気候条件
- 高温・多湿の環境では揮発が早く、匂いが拡散しやすい
- 低温・乾燥気味では乾きが遅く、匂いが長く残りやすくなる
塗布回数、厚塗りの有無
下塗・上塗を複数回に渡って厚塗りすると、それだけVOC量が増え、拡散に時間がかかります。
換気環境/気密状況
換気が不十分だと揮発成分が室内に滞留し、外壁だけでなく住宅内部にも匂いが広がる恐れがあります。
4.匂い軽減・対策方法を徹底解説
最適な換気で匂いを早期に拡散
塗装作業中は窓やドアを開けた状態でしっかり換気し、作業完了後もしばらく空気を入れ替える習慣が重要です。天気の良い日を選び、湿度が低い午前中の施工が理想的です。
換気器具の併用で効果アップ
工事中・終了後は扇風機、換気扇を使い、室内外の気流を促進することで、わずかに残る揮発成分を速やかに飛ばせます。
脱臭・消臭シートや活性炭の活用
養生された窓や出入口には、高吸着性の活性炭シートや市販の消臭剤を設置することでVOC吸着を補助できます。
低VOC・無臭塗料の選定推奨
業者に相談し、可能であれば**低VOC・無臭塗料(エコ塗料)**を選ぶことが重要です。近年は性能面でも進化し、防藻・防カビ性や耐候性も優秀です。
匂いに敏感な方は外泊も検討
赤ちゃん、高齢者、化学物質過敏症の方がおられる場合は、塗装直後1~3日間ほど外泊するのも対策として有効です。ペットや観葉植物も移動が必要な場合があります。
5.匂いが強くなる時間帯と注意点
ピークとなる施工直後の24~48時間
この期間が最も匂いが強く、換気と拡散が徹底的に求められる時期です。窓やドアはできる限り開放しましょう。
夜間の温度低下に伴う匂いの滞留
夜は温度が下がり揮発が弱まるため、匂いが室内に溜まりやすくなります。夜間も、可能であれば換気を継続してください。
6.業者に事前に確認しておきたいチェックポイント
事前に業者と以下の点を共有すると、匂い対策が一層確実になります。
確認項目 |
理由 |
使用予定塗料の種類 |
VOC含有量と匂いの強さに直結 |
低VOC・無臭塗料のオプション |
ご家族・近隣への配慮に有効 |
換気計画の具体内容 |
作業当日の換気方法・タイミングを明確に |
消臭・脱臭シートなど副工事の有無 |
揮発成分吸着による匂い軽減を目指す |
匂い関連のアフター対応可否 |
クレーム・問題発生時の対応力を確認する |
7.匂いによる健康リスクと安心して過ごすために
短期曝露で起こりうる症状
頭痛やめまい、吐き気、のど・目の刺激感などが短期間でも発生することがあります。敏感な方は特に要注意です。
長期・高濃度曝露の可能性
業務作業者の慢性曝露では研究による影響報告もあり、長期間住環境が揮発性成分で汚染されるとアレルギーを誘発する可能性も指摘されています。
敏感者への配慮の重要性
幼児、高齢者、化学物質過敏症などデリケートな方がいる場合、通常より厳重な換気や外泊措置を検討してください。
8.匂いが長引くと感じたときの対処法
再換気を徹底しよう
晴れた日中に窓やドアを全開にして、風通しを確保します。換気扇や扇風機を併用すると効果倍増です。
脱臭グッズの活用で補助
活性炭シートや消臭剤は、脱臭効果の即効性が高く、窓枠やクロスなど匂いが気になる場所に配置すると効果的です。
専門業者への相談
エアクリーナーや専用脱臭機の導入などが必要な場合は、施工業者もしくは環境対策専門の業者へ相談してください。
塗料品質不良・混合ミスか確認
匂いがいつまでも収まらない場合、塗料そのものの品質不良や配合ミス、塗布厚の問題などが考えられます。契約書・保証書を確認し、再施工や補償の交渉が必要です。
9.近隣環境への配慮:迷惑をかけないための基本ルール
周囲への事前連絡
近隣住民に対して、施工予定日・換気期間・匂いの強さ目安などを記載した文書で案内しておくと信頼度が高まります。
定期的な匂いチェック
施工当日の朝晩に匂いの具合を確認し、必要に応じて換気・脱臭措置を繰り返しましょう。
ペットや植栽への配慮
室内の観葉植物やペットに影響が出ないよう、塗料の種類や施工環境を再確認してください。
10.施工後のアフターフォローと生活への影響
施工後の匂いチェックの推奨
塗装後1週間~2週間にわたって匂いを感じるか観察し、必要であれば追加の換気や脱臭措置を行います。
家族の健康状況の把握
施工後に頭痛や目の痛み、咳などが継続する場合、医療機関に相談してください。建材や塗料に対するアレルギー反応の疑いもあるため、自己判断せず専門医受診を推奨します。
保証期間・再施工オプションの確認
施工後の匂いが一定以上続く場合、契約書や保証契約に基づいた対処(再塗装、脱臭処置など)を依頼できるか確認しましょう。
11.まとめ ~納得の塗装を実現するために~
- 匂いの原因を把握する – VOCと化学反応による揮発成分が主要因
- 期間の目安を理解する – 塗料の種類により「数日〜2週間」程度の変動あり
- 事前の準備が鍵 – 換気計画、低VOC塗料、消臭プロセスの検討を
- 敏感な方への対応 – 換気強化、外泊、内装物移動など現場調整が有効
- 匂いが残る場合の対応 – 再換気、脱臭資材、専門業者相談、品質不良の交渉など複数選択肢を用意
- 近隣への配慮 – 事前通知、定期チェック、コミュニケーションが信頼につながる
- 健康に留意 – 気分不良・体調変化がある場合は自己判断せず専門医へ
- 契約内容の再確認 – 保証や再施工対応を見据えて業者と条件を明確にしておく
外壁塗装は、建物の外観や耐久性を高めるとともに、住まい全体の価値を向上させる大切な施工です。その一方で、匂いの問題は生活に直結する悩みとなります。本記事を通じて、匂いの原因・期間・対策方法をしっかり理解し、計画段階から施工後まで安心して過ごせる準備を整えてください。万全の対策と業者との連携によって、ストレスフリーな塗装工事を実現しましょう。
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