お家の劣化、放置してませんか?屋根の葺き替え工事についてご紹介!
皆様こんにちは!
愛知県岡崎市・西尾市の外壁塗装・屋根塗装・防水工事・雨漏り補修の専門店カナルペイントです。
いつもブログをお読みいただきありがとうございます!
さて、今回は【お家の劣化、放置してませんか?屋根の葺き替え工事についてご紹介!】
ぜひ、最後までご覧いただき、外壁の健康を守るための参考にしてください!
屋根の劣化は“静かに”進行する重大なリスク
屋根は住まいを雨風や紫外線から守る、まさに「家の傘」ともいえる存在です。しかし、普段は目にする機会が少ないため、劣化や損傷に気づかず放置されがちです。ひび割れ・ズレ・サビ・苔などが発生し、そのままにしておくと、雨漏りや構造材の腐食といった深刻なダメージにつながります。
こうした事態を防ぐためにも、一定年数が経過した屋根には**「葺き替え工事」**の検討が不可欠です。
葺き替え工事とは?重ね葺きとの違いを理解しよう
葺き替え工事とは、既存の屋根材をすべて撤去し、新しい屋根材へと取り替える工事のことです。一方、既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねる「カバー工法(重ね葺き)」と比較すると、以下のような特徴があります。
項目 |
葺き替え工事 |
カバー工法 |
屋根材の撤去 |
あり |
なし |
耐久性 |
高い(30〜50年程度) |
中〜高(20〜30年程度) |
工期 |
やや長め(7〜10日) |
短め(5〜7日) |
費用 |
高め(100〜250万円程度) |
中程度(80〜150万円程度) |
適応条件 |
どんな屋根でも対応可能 |
下地がしっかりしていることが前提 |
葺き替え工事は屋根材だけでなく、防水シートや下地材まで全体的にチェック・補修が可能であり、長期的に見て非常に安心できる工法といえます。
屋根の葺き替えが必要なサインとは?見逃してはいけない劣化症状
屋根の劣化は目立ちにくく、気づいたときには内部構造まで損傷していることも少なくありません。以下に挙げるような症状が見られた場合は、屋根の葺き替え工事を検討する重要なタイミングです。
● 室内に雨染みやカビが発生している
天井や壁紙に茶色っぽいシミが現れている場合、それはすでに雨水が屋根から侵入している証拠です。放置すれば、断熱材や柱、梁といった構造部分にまで影響を及ぼし、建物全体の寿命を縮めることになります。
● 屋根材の割れ・ズレ・浮き・剥がれ
スレート屋根や瓦屋根の場合、屋根材のズレやひび割れ、割れが見られると、そこから雨水や風が入り込みやすくなります。特に台風や強風の後は、目に見えない損傷が潜んでいることもあるため注意が必要です。
● 屋根の表面にサビ・苔・カビが見える
ガルバリウム鋼板やトタン屋根では、表面にサビが出てきたら要注意。防水機能が著しく低下し、雨漏りの原因になります。また、苔やカビが広がっている場合も、屋根材が湿気を吸収しやすい状態にあることを示しています。こうした状態を放置すると、屋根材の腐食が進み、下地の劣化にもつながります。
● 屋根材が色あせてきた、光沢がない
紫外線や風雨にさらされることで、屋根材の塗膜が劣化し、防水機能が失われます。色あせやチョーキング(手で触ると白い粉がつく現象)が見られた場合、防水性能がほぼゼロになっていることもあり、葺き替えの検討が必要です。
● 築20年以上経過している
一般的に、スレート屋根の耐用年数は20〜30年程度、金属屋根であれば30〜40年、日本瓦なら50年程度です。築20年以上が経過している住宅は、屋根材の種類に関わらず、専門業者による定期点検を受けるべき時期に入っています。
このように、屋根の劣化は小さなサインから始まります。気になる点がひとつでもある場合は、早めの点検・診断を行うことで、将来的な大規模修繕や雨漏り被害を未然に防ぐことが可能です。
葺き替え工事の流れと工期の目安
屋根の葺き替え工事は以下のような流れで進行します。
1. 現地調査・見積もり
専門業者が屋根の状態を確認し、劣化具合や下地の状況を踏まえて最適な屋根材・工法を提案します。
2. 足場の設置・養生
安全に作業を行うため、足場を組み、近隣住宅への飛散防止シートなどで養生します。
3. 既存屋根材の撤去
屋根材・防水シート・野地板まで丁寧に取り外し、劣化や腐食があれば交換します。
4. 新規防水シート・屋根材の施工
最新の高耐久防水シートを張り、その上に新しい屋根材を施工します。
5. 仕上げ・清掃・足場解体
屋根周辺の板金仕上げや掃除を行い、足場を解体して完了となります。
工期は天候などにも左右されますが、一般的な戸建て住宅で7日〜10日程度が目安です。
葺き替え工事の費用相場と内訳
屋根の葺き替え費用は、使用する屋根材や屋根の面積によって異なりますが、おおよその目安は以下のとおりです。
◯ 費用相場(30坪の戸建ての場合)
屋根材の種類 |
葺き替え費用の目安 |
スレート系 |
約100〜150万円 |
ガルバリウム鋼板 |
約130〜180万円 |
日本瓦 |
約180〜250万円 |
◯ 主な費用内訳
- 足場設置費用:15〜30万円
- 既存屋根材撤去費:10〜20万円
- 新規屋根材・防水シート費用:50〜100万円
- 施工費用・人件費:30〜60万円
一見高額に感じられるかもしれませんが、住まい全体を守る重要なメンテナンスと考えれば、決して無駄な出費ではありません。
おすすめの屋根材は?耐久性・軽量性で選ぶ時代へ
近年の住宅事情では「軽量で長寿命」がキーワードとなっています。以下は、人気の屋根材とその特徴です。
● ガルバリウム鋼板
- 軽量で耐震性に優れる
- サビに強く、耐用年数は約30〜40年
- カバー工法にも対応可能
● スレート系屋根材(ケイミューなど)
- コストパフォーマンスが高い
- 耐久性は約20〜30年
- デザインバリエーションが豊富
● 日本瓦(和瓦・洋瓦)
- 重厚感があり断熱性にも優れる
- 耐久性は50年以上
- 重量があるため耐震対策が必要
立地条件・ライフスタイル・メンテナンス性を踏まえたうえで、最適な屋根材を選ぶことが大切です。
屋根リフォーム時の注意点と失敗しないためのコツ
屋根の葺き替え工事を成功させるには、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 信頼できる施工業者を選ぶこと
- 地元密着型で実績のある業者がおすすめ。
- 施工後の保証制度やアフターケアの内容も要確認。
- 火災保険の活用も視野に
- 台風や雹による屋根破損は保険で補償される場合があります。
- 近隣への配慮も忘れずに
- 足場設置や騒音が発生するため、事前のあいさつや説明が重要。
- 梅雨や台風シーズンを避けた工期設定
- 天候が安定する春・秋がおすすめの時期です。
まとめ|屋根の葺き替えは“家全体”の安心に直結する重要工事
屋根の葺き替え工事は、住まいの安全性・快適性・資産価値を維持するうえで欠かせない重要なリフォームです。目に見えない部分で進行する屋根の劣化は、雨漏りや断熱性の低下、構造材の腐食といった深刻な被害を引き起こしかねません。
葺き替え工事は、屋根材だけでなく防水シートや野地板まで含めて見直すことができるため、長期的に住まいを守る強固な対策になります。また、最新の屋根材を選ぶことで、軽量化や高断熱・遮熱性能の向上など、住環境そのものをグレードアップさせることも可能です。
「最近、屋根の点検をしていない」「築年数が20年以上経っている」「室内に湿気やシミが目立ってきた」など、少しでも気になることがあれば、早めに専門業者による診断を受けましょう。結果としてリフォームのタイミングを見誤らず、費用の抑制にもつながります。
将来の安心と快適な暮らしを手に入れるために、屋根の状態を見直し、必要に応じて適切な葺き替え工事を検討することが、賢い住まいの守り方です。家を長持ちさせ、家族の健康と財産を守るうえでも、屋根のメンテナンスは後回しにしてはいけません。
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