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外壁のコーキングのひび割れについて徹底解説!補修方法や放置リスクもご紹介

目次

外壁のコーキングのひび割れとは?

コーキングのひび割れとは、建物の外壁に使用されるシーリング材(コーキング)が、

経年劣化や環境要因によりひび割れを起こす現象を指します。

コーキングは外壁の目地や窓枠の隙間に主に使用され、下記のような役割を果たしています。

 

1. 防水性の確保

◆水の侵入を防ぐ:コーキングは外壁や屋根、窓枠などの隙間を埋めることで、雨水や湿気の侵入を防ぎます。これにより、建物内部の構造材や仕上げ材を水害から保護します。

◆漏水リスクの低減:ひび割れや隙間からの水の浸入を防ぐことで、漏水による内部構造の腐食やカビの発生を防ぎます。

 

2. 気密性の向上

空気の流入・流出を防ぐ:建物の目地や接合部をコーキングで密閉することで、外気の流入や室内の空気の流出を防ぎ、気密性を高めます。

◆断熱性能の向上:気密性が高まることで、断熱材の効果が最大限に発揮され、冷暖房効率が向上します。これにより、エネルギー消費が削減されます。

 

3. 防塵・防虫効果

◆ほこりや汚れの侵入を防ぐ:コーキングは隙間を埋めることで、外部からのほこりや汚れの侵入を防ぎ、室内の清潔さを保ちます。

◆害虫の侵入を防ぐ:アリやゴキブリなどの小さな害虫が建物内部に侵入するのを防ぐ効果もあります。

 

4. 耐久性と柔軟性の維持

◆建物の動きに対応:コーキング材は弾力性があり、建物の構造が温度変化や地震などによって膨張・収縮する際にもひび割れを起こさずに追従します。これにより、接合部の耐久性を高めます。

◆振動吸収:建物が受ける微細な振動や衝撃を吸収し、構造材や仕上げ材のひび割れや損傷を防ぎます。

 

5. 美観の維持

◆仕上げの美しさを保つ:コーキングは外壁や窓枠などの仕上げ部分の隙間を目立たなくし、美しい外観を維持します。特に、色付きのコーキング材を使用することで、建物のデザイン性を高めることができます。

◆塗装の準備:塗装前にコーキングを行うことで、塗料が均一に塗布され、美しい仕上がりを実現します。

 

 

コーキングにはいくつか種類もあり、用途や場所に応じて適切なものを選びます。

一般的なコーキング材には以下のものがあります。

 

シリコン系コーキング

耐水性と耐候性に優れており、浴室やキッチンなどの水回りに適しています。

ポリウレタン系コーキング

弾力性が高く、外壁の目地や接合部に適しています。

アクリル系コーキング

塗装が可能で、外壁の塗装前に使用されることが多いです。

 

外壁塗装の際のコーキングは、建物の耐久性や美観を保つために重要な工程です。

それが劣化して捲れ・ひび割れなどを起こしている場合は、建物にとってもリスクとなります。

 

 

外壁のコーキングのひび割れの原因

コーキングがひび割れてしまう原因として、以下の要因が考えられます。

 

1. 経年劣化

◆自然な経年劣化:時間の経過とともに、外壁塗料は劣化し、弾力性を失い、ひび割れが発生します。

 

2. 施工不良

◆下地処理の不十分:塗装前に外壁の清掃や下地処理が不十分だと、塗料がしっかりと密着せず、ひび割れが起きやすくなります。

◆適切な乾燥時間の未確保:塗装層間の乾燥時間を適切に確保しないと、塗料がしっかりと硬化せず、ひび割れが発生します。

 

3. 温度変化

◆急激な温度変化:日中の高温と夜間の低温の繰り返しや季節の変化により、塗料が膨張・収縮を繰り返し、ひび割れが生じることがあります。

 

4. 外壁の動き

◆建物の構造の動き:地震や強風などの外力による建物の動きが外壁に影響し、ひび割れが発生することがあります。

 

5. 塗料の品質

◆低品質な塗料の使用:耐久性の低い塗料を使用すると、早期に劣化し、ひび割れが発生しやすくなります。

◆適合しない塗料の使用:外壁の材質や環境に適合しない塗料を使用すると、塗料が適切に機能せず、ひび割れが発生します。

 

6. 環境要因

紫外線:長時間の紫外線曝露により、塗料が劣化し、ひび割れが発生します。

◆湿度と水分:湿気や雨水が外壁に影響し、塗料が劣化してひび割れが起きることがあります。

 

7. 人為的要因

◆誤ったメンテナンス:誤った方法での清掃やメンテナンスにより、塗料が損傷し、ひび割れが発生することがあります。

 

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外壁のコーキングを放置するリスク

コーキングのひび割れを放置すると、以下のような問題が発生する恐れがあります。

 

1. 防水機能の低下

◆水の浸入:ひび割れたコーキング部分から雨水や湿気が侵入し、建物内部に水漏れが発生します。

◆内部構造の腐食:水が内部に浸入すると、木材や鉄骨などの建材が腐食し、建物の構造強度が低下します。

 

2. カビと腐敗の発生

◆カビの発生:水分が壁内に浸入すると、カビが発生しやすくなります。カビは健康被害を引き起こし、特にアレルギーや呼吸器系の問題を悪化させることがあります。

◆腐敗:建材が湿気により腐敗し、建物の寿命が短くなります。

 

3. 断熱性能の低下

◆断熱材の劣化:断熱材が湿気を含むと、その性能が低下し、室内の温度管理が難しくなります。

◆エネルギー効率の低下:断熱性能が低下すると、冷暖房効率が悪化し、エネルギーコストが増加します。

 

4. 美観の悪化

◆見た目の劣化:ひび割れたコーキングは外観を損ない、建物全体の見た目が悪くなります。

◆価値の低下:外観の劣化は、建物の資産価値を下げる要因となります。

 

5. 隙間からの害虫侵入

◆害虫の侵入:コーキングのひび割れや隙間から、アリやゴキブリなどの害虫が侵入することがあります。

◆衛生問題:害虫の侵入は衛生面で問題を引き起こし、住環境が悪化します。

 

6. 損傷の拡大

◆ひび割れの拡大:放置するとひび割れがさらに広がり、修理が難しくなります。

◆追加の修理費用:早期に修理を行わないと、後々の修理費用が高額になる可能性があります。

 

コーキングのひび割れを発見した場合は、早急に修理を行うことが重要です。

修理方法としては、古いコーキング材を除去し、新しいコーキング材を適切に充填することが推奨されます。

 

 

コーキングのひび割れを補修する方法と相場費用

専門の業者に依頼した場合、以下の方法で施工を行っていきます。

 

1. 現地調査

●現地調査:業者が現地を訪れ、ひび割れの範囲や原因を確認します。

●見積作成:調査結果をもとに、ひび割れの原因と必要な補修方法を説明し、見積もりを作成・提出します。

 

2. 古いコーキングの除去

●除去作業:古いコーキング材をカッターナイフや専用の工具を使って丁寧に取り除き、目地や隙間をしっかりと清掃します。

 

3. 下地処理

●清掃:目地や隙間をブラシやエアブロワーで清掃し、ほこりや汚れを完全に除去します。

●プライマーの塗布:コーキング材の接着力を高めるために、必要に応じてプライマーを塗布します。

 

4. 新しいコーキング材の充填

●コーキング材の充填:用途や場所に適したコーキング材を選び、専用のコーキングガンで目地に均一に充填します。

●表面の整形:ヘラや専用の工具を使ってコーキング材の表面を滑らかに整えます。

 

5. 仕上げと点検

●乾燥と硬化:コーキング材が完全に乾燥・硬化するまで適切な時間を待ちます。

●最終点検:補修部分を再度点検し、仕上がりを確認します。

 

 

金額の目安

コーキング補修の費用は、作業の範囲や建物の状況、使用するコーキング材の種類によって変動します。

 

部分的な補修

小規模なひび割れ補修:10,000円~

・少量の補修の場合となります。

 

全面補修

外壁全体のコーキング打ち替え:100,000円~

・コーキング新設から一定期間過ぎ、全体的なコーキング劣化の打ち替えの場合となります。

・使用するコーキング材の種類や量によって、費用が大きく変動します。

 

費用が上がる要因としては、足場を設置するかどうかも関わってきます。

地上から高い位置の施工の為の足場代は20万円ほどかかります。

 

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コーキングのひび割れの補修はDIYよりも業者への相談がおすすめな理由

コーキングのひび割れを業者に依頼した場合の施工手順はご説明しましたが、ご自身でもできないことはありません。

しかし、準備から手順までかなり時間がかかってしまいます。

 

補修方法

1. 必要な道具と材料の準備

・コーキングガン

・新しいコーキング材(用途に合った種類を選ぶ)

・ヘラやコーキングスクレーパー

・マスキングテープ

・プライマー(必要に応じて)

・カッターナイフ

・清掃用ブラシや雑巾

・手袋

 

2. 補修手順

1.古いコーキングの除去

カッターナイフやコーキングスクレーパーを使って、古いコーキング材を取り除きます。

隙間に残った細かい部分も丁寧に除去しましょう。

2.清掃

目地や隙間をブラシや雑巾で掃除し、ほこりや汚れを取り除きます。

表面がきれいでないと新しいコーキング材がうまく接着しません。

3.プライマーの塗布(必要に応じて)

プライマーを使うことで、新しいコーキング材の接着性が向上します。

目地の材質や使用するコーキング材によって必要かどうかが決まります。

4.マスキングテープの貼付

目地の両側にマスキングテープを貼り、作業中にコーキング材が広がらないようにします。

5.新しいコーキング材の充填

コーキングガンに新しいコーキング材をセットし、目地に均一に充填します。

隙間なく、しっかりと埋めることが重要です。

6.表面の整形

ヘラや指(濡らしておくと滑らかにできます)を使って、コーキング材の表面を整えます。

平らで滑らかになるように仕上げましょう。

7.乾燥

コーキング材が乾燥するまで待ちます。

完全に硬化するまで時間がかかる場合がありますので、製品の指示に従います。

8.マスキングテープの除去

コーキング材が硬化する前に、マスキングテープを慎重に剥がします。

これにより、きれいな仕上がりになります。

 

 

補修の相場

コーキングの補修費用は、作業の範囲や使用する材料によって異なります。以下に一般的な相場を示しますが、実際の価格は購入する場所によって変わることがあります。

 

DIYでの補修

・コーキング材:1本あたり500円~1,000円程度

・その他の道具(コーキングガン、ヘラ、マスキングテープなど):2,000円程度

合計すると3,000円程度(道具をすでに持っている場合は材料費のみ)

 

コーキングの打ち替えは、道具から材料まで揃えたうえで、事前準備や施工まで全てご自身で行わなければいけません。

また、施工の経験がない方は仕上がりが上手くいかないこともあります。

そのため、業者に依頼して確実に・丁寧な施工を行っていただくことをおすすめします。

 

 

外壁のコーキングを補修するためのおすすめの業者の特徴

外壁のコーキングを補修する際におすすめの業者を選ぶためには、いくつかの重要な特徴を確認することが大切です。

以下に信頼できる業者の特徴と選び方のポイントをまとめました。

 

業者選びのポイント

1. 経験と実績

●豊富な経験:業者がどれだけの期間にわたって業務を行ってきたかを確認します。経験豊富な業者は、様々な状況に対応できる知識と技術を持っています。

●施工実績:過去の施工実績を確認し、外壁コーキング補修の経験が多い業者を選びます。施工例や写真が公開されている場合は、チェックすることも有効です。

 

2. 保証とアフターサービス

●施工保証:施工後の保証がしっかりしている業者を選びます。例えば、数年間の施工保証が付いている業者は、自信を持ってサービスを提供しています。

●アフターサービス:補修後の点検やメンテナンスサービスがあるか確認します。長期的にサポートしてくれる業者が安心です。

 

3. 見積もりと説明

●無料見積もり:無料で現地調査と見積もりを提供してくれる業者を選びます。複数の業者から見積もりを取ることが推奨されます。

●詳細な説明:見積もり内容や施工方法について、詳細かつ分かりやすく説明してくれる業者が信頼できます。顧客の質問に丁寧に答える姿勢も重要です。

 

4. 口コミと評判

●顧客の口コミ:インターネット上の口コミや評判を確認することも有効な手段です。特に施工後の対応や仕上がりについての評価が高い業者を選ぶと良いでしょう。

●紹介や推薦:知人や家族からの紹介や推薦も参考になります。実際に利用した人の意見は信頼性が高いです。

 

5. 価格の透明性

●明確な料金体系:見積もりの内訳が明確で、追加費用が発生する可能性についても説明がある業者を選びます。料金が透明で分かりやすい業者は信頼性が高いと言えます。

 

以上のポイントを参考にして信頼できる業者を選び、外壁のコーキング補修を安心して依頼しましょう。

 

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まとめ

外壁のコーキングのひび割れ補修における施工のまとめです。

これを参考にすることで、補修作業の流れやポイントを理解し、適切な業者選びや施工を行うことができます。

 

1. 補修の必要性

◆防水性の低下防止:ひび割れたコーキングは防水機能を失い、建物内部に水が侵入するリスクがあります。

◆構造保護:水の浸入は構造材の腐食やカビの発生を引き起こし、建物の寿命を短くします。

◆美観の維持:ひび割れは外観を損ない、資産価値の低下につながります。

 

2. 補修方法

DIYによる補修手順

  1. 古いコーキングの除去:カッターナイフやコーキングスクレーパーで古いコーキングを取り除く。
  2. 清掃:ブラシや雑巾で目地をきれいにする。
  3. プライマーの塗布(必要な場合):コーキング材の接着力を高めるために塗布。
  4. 新しいコーキング材の充填:コーキングガンを使って均一に充填。
  5. 表面の整形:ヘラや指で表面を滑らかに整形。
  6. 乾燥:コーキング材が完全に乾燥するまで待つ。
  7. マスキングテープの除去:コーキング材が硬化する前に慎重に剥がす。

 

業者による補修手順

  1. 現地調査と見積:現地調査で必要な補修や施工を判断し、見積をご提示。
  2. 古いコーキングの除去:専用工具で古いコーキングを取り除く。
  3. 下地処理:清掃と必要に応じたプライマーの塗布。
  4. 新しいコーキング材の充填:用途に合ったコーキング材を選び、充填。
  5. 仕上げと点検:乾燥後、最終点検。

 

3. 費用の目安

DIYの費用:3,000円程度(材料と基本的な工具)
業者による補修費用(※施工範囲や使用する材料による):

 ・部分的な補修:10,000円~

 ・全面補修:100,000円~

 ・足場設置:200,000円程度

 

4. 業者選びのポイント

◆経験と実績:豊富な経験と施工実績がある業者。

◆保証とアフターサービス:施工後の保証やアフターサービスが充実している業者。

◆見積もりと説明:詳細な見積もりと分かりやすい説明を提供する業者。

◆口コミと評判:顧客の口コミや評判が良い業者。

◆価格の透明性:料金体系が明確で追加費用が発生しない業者。

 

5. 施工後のメンテナンス

◆定期点検:定期的に点検を行い、ひび割れや劣化を早期に発見。

◆清掃:コーキング部分の清掃を行い、汚れやカビを防止。

 

外壁のコーキング補修は、防水性の確保と建物の長寿命化に重要です。

DIYでの補修も可能ですが、確実な補修を望む場合は信頼できる業者に依頼することが推奨されます。

見積もりを取り、業者の実績や評判を確認した上で、安心して施工を任せましょう。

 

 

弊社の特徴

カナルペイントでは専属職人システムを採用し、それぞれの職人の適正や仕上がりを見て、

施工管理者が施工に最適な職人をピックアップします。

品質の良い工事をお客様に提供するため、マナーや研修を行う職人勉強会も定期的に実施しております。

 

完了後は現場の職人だけでなく、施工管理も実際に仕上がりを確認する二重チェック体制も行っています。

また、もし施工に不備やお客様のご指摘があった際にも、迅速に対応させていただきます。

 

ご興味のある方は、ぜひ一度カナルペイントにお越しください。

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