プロが解説!外壁塗装で色あせしない色とは?おすすめの色をご紹介
そもそも外壁塗装で色あせとは?
外壁塗装の色あせとは、外壁の塗装が時間とともに褪色していく現象のことです。
太陽光や風雨などの自然の影響により、塗装表面の色が退色し、元の鮮やかさや明るさが失われていきます。
色あせは美観上の問題だけでなく、塗装の保護機能にも影響を与える場合があります。
定期的なメンテナンスや適切な塗料の選択は、外壁塗装の色あせを抑制し、建物を保護するために重要です。
外壁塗装で色あせしないおすすめの色3選
外壁塗装で色あせしないおすすめの色は、以下のようなものがあります。
①中間色や明るめの色
深い色ほど太陽光の影響を受けやすく、色あせしやすい傾向があります。
中間色や明るめの色(例: 白、クリーム色、明るいグレーなど)は、太陽光を反射しやすく、色あせが進みにくいです。
②中立色
中立色(例: ベージュ、ライトブラウンなど)は、多くの建物や環境に適応しやすく、
長期間にわたって飽きが来にくい色合いです。
また、中立色は太陽光の影響を比較的受けにくいため、色あせしにくいと言えます。
③明度の高い色
明るい色は、太陽光を反射しやすく、塗装表面の温度上昇を抑える効果もあります。
これにより、塗装の劣化や色あせを防ぐことができます。
明るい色合いの中でも、適度な彩度がある色を選ぶと、建物の外観を引き立てることができます。
最近では、UVカット効果のある塗料も市場に登場しています。
これらの塗料は、太陽光中の紫外線を吸収・反射し、塗装表面の劣化を防ぐ効果があるため、
色だけでなくUVカット効果のある塗料を選定することで、色あせをより効果的に防ぐことができます。
外壁塗装の色は、建物の外観だけでなく、色あせの抑制やメンテナンスのしやすさにも影響を与えます。
建物のデザインや周囲の環境に合わせて、適切な色を選ぶことが重要です。
外壁塗装で色あせしやすい色は?
外壁塗装で色あせしやすい色は、一般的には以下のような特徴があります。
濃い色
濃い色ほど、太陽光の紫外線を吸収しやすく、塗装表面の温度が上昇しやすい傾向があります。
その結果、塗装材料が劣化しやすく、色あせしやすくなります。
特に、濃い色の中でも黒や濃い茶色などは、色あせが顕著に現れやすいです。
鮮やかな色
鮮やかな色や強い彩度の色は、色素が多く含まれているため、太陽光による劣化が進みやすい傾向があります。
特に、赤や青、緑などの鮮やかな色は、劣化しやすい傾向があります。
塗料の品質
塗料の品質や耐候性も色あせしやすさに影響します。
低品質な塗料や耐候性の低い塗料は、太陽光や気象条件に対して弱く、色あせしやすくなります。
また、地域の気候や建物の位置によっても、色あせしやすさが異なります。
例えば、湿気の多い地域や日照時間が長い地域では、色あせが進みやすくなります。
このような要因が重なると外壁塗装の色が劣化しやすくなるため、
外壁の色を選ぶ際にはこれらの要因を考慮して、色あせしにくい色や耐候性の高い塗料を選択することが重要です。
外壁塗装の色あせの原因
外壁塗装の色あせは、主に以下の要因によって引き起こされます。
紫外線による劣化
太陽の紫外線は塗料の有機顔料を分解し、色あせを引き起こします。
特に日光にさらされる南向きの壁や、高い気温と湿度が続く地域では、劣化が進みやすくなります。
UV安定剤が含まれた高品質の塗料を使用することで、この劣化を抑えることができます。
気候条件
風、雨、雪、湿気などの気候条件は外壁にダメージを与えます。
風や雨によって汚れが付着し、湿気や凍結・解凍サイクルによって塗料が剥がれたり剥がれたりすることがあります。
酸性雨や塩分の含まれる海岸地域など、特定の環境では劣化がより速く進行します。
汚れや汚染物質
大気中の微粒子や排気ガス、樹脂からの分泌物など、外壁に付着する汚れや汚染物質は塗料の表面を侵食し、
色あせを引き起こします。
定期的なクリーニングやメンテナンスはこれらの汚れを除去し、外壁を保護するのに役立ちます。
塗料の品質
塗料の種類や品質は、耐候性や耐久性に大きな影響を与えます。
一般に、高品質で耐候性のある塗料は、色あせや劣化に対してより耐性があります。
外壁の素材や環境条件に適した塗料を選択することが重要です。
塗装の不備
塗装作業中の不備や欠陥がある場合、塗料が均一に塗布されず、色あせや剥がれが生じる可能性があります。
均一で適切な厚さで塗装することが重要です。
これらの要因は、単独でも劣化を引き起こす可能性がありますが、
通常は複数の要因が組み合わさって外壁の色あせが進行します。
外壁の色あせを最小限に抑えるためには、定期的なメンテナンスや適切な塗料の選択が重要です。
外壁塗装の色あせを解消する方法
外壁の色あせを解消する方法はいくつかあります。
外壁のクリーニング
外壁を定期的に洗浄することで、表面の汚れや汚染物質を除去し、色あせを軽減できます。
専用の洗浄剤や高圧洗浄機を使用して、効果的にクリーニングを行いましょう。
塗装の再施工
外壁の色あせが進行している場合は、塗装の再施工が必要です。
新しい塗料を塗布することで外壁を保護し、見た目も美しく復活させることができます。
塗料を選ぶ際には、耐候性の高いUV安定剤が含まれた塗料を選択すると、色あせを防ぐ効果があります。
外壁のコーティング
外壁に特殊なコーティングを施すことで、色あせを防ぐことができます。
耐候性やUV保護効果の高いコーティング剤を選択し、専門業者によって施工すると効果的です。
外壁の修復
外壁に傷や劣化部分がある場合は、修復作業が必要です。
傷んだ部分を修復し、必要に応じて部分的な塗装を行うことで、外壁全体の見た目を改善できます。
植物や木の剪定
外壁に近接している植物や木が影響を与える場合があります。
日光や風通しを改善するために、植物や木の剪定を行うことで、外壁の色あせを軽減できます。
定期的なメンテナンス
外壁の定期的なメンテナンスを行うことは、色あせを防ぐために重要です。
季節ごとに外壁のチェックや清掃を行い、問題があれば早めに対処しましょう。
外壁の色あせを解消するには、定期的なケアと必要に応じた修復や再塗装が不可欠です。
また、専門家のアドバイスやサポートを受けることも重要です。
外壁塗装の人気色ランキング5選
色あせが目立ちにくく、メンテナンスがしやすい色の中でも人気色を5つ紹介致します。
①ライトグレー
ライトグレーは明るく清潔感のある印象を与えます。
汚れや色あせが目立ちにくいため、メンテナンスが容易で長期間美しい外観を保つことができます。
また、周囲の景観とも調和しやすく、多くの建物で人気の色です。
②サンドベージュ
サンドベージュは暖かみのある色合いで、自然な雰囲気を演出します。
汚れが目立ちにくいため、都市部や自然環境の両方に適しています。
また、耐久性の高い塗料を使用することで、長期間色あせを防ぐことができます。
③ライトブルー
ライトブルーは明るく爽やかな印象を与え、夏季に特に涼しげな雰囲気を演出します。
また、太陽光を反射しやすいため、色あせが遅く、外壁の劣化を防ぐ効果があります。
海辺の地域や湖畔の家屋にもよく似合います。
④オークブラウン
オークブラウンは落ち着いた雰囲気を持ち、自然な風合いを演出します。
木造住宅やコテージ、田舎風の建物によく似合い、汚れや色あせが目立ちにくい色合いです。
また、木の質感とも調和しやすいです。
⑤オリーブグリーン
オリーブグリーンは自然を感じさせる色合いで、緑豊かな環境によく馴染みます。
汚れが目立ちにくく、耐候性にも優れているため、庭園や自然環境に囲まれた住宅に適しています。
また、木造建築やカントリースタイルの建物にもよく似合います。
これらの色は、色あせしにくく、長期間美しい外観を保つことができる特徴を持っています。
外壁塗装の際には、建物のスタイルや周囲の環境、個々の好みに合わせて色を選ぶことが重要です。
また、品質の高い塗料を選択し、適切な塗装技術を用いることも、色あせを防ぐための重要なポイントです。
外壁塗装でおすすめの業者の特徴は?
外壁塗装を行う際におすすめな業者の特徴を記載していきます。
経験と信頼性
経験豊富な業者は、高品質な塗装作業を提供することができます。
過去の実績や顧客の評判を確認し、信頼性の高い業者を選ぶことが重要です。
専門知識と技術
塗装に関する専門知識と技術を持った業者は、適切な塗料の選定や施工方法の提案ができます。
また、塗装作業を高い品質で行うことができます。
見積無料
塗装作業を依頼する前に、無料で見積もりや相談を行ってくれる業者を選ぶことが重要です。
見積もりや相談を通じて、業者の信頼性や提案内容を確認することができます。
保証やアフターサービス
塗装作業後の保証やアフターサービスを提供する業者は、顧客の安心感を高めることができます。
塗装の劣化や問題が発生した場合に迅速に対応してくれる業者を選ぶことが大切です。
安全管理
安全管理に配慮した業者は、作業中の事故やトラブルを最小限に抑えることができます。
安全対策や作業現場の清掃など、安全を重視する業者を選ぶことが大切です。
適正価格と透明性
適正な価格設定と透明性を持った業者は、顧客に対して公正な取引を行うことができます。
見積もりや契約内容が明確であり、追加料金などの隠れた費用がないことを確認しましょう。
これらの特徴を持った業者は、安心して外壁塗装の依頼をすることができます。
複数の業者の見積もりや評判を比較し、自分に合った信頼性の高い業者を選ぶことが重要です。
まとめ
外壁塗装工事はおよそ10〜15年に一度と言われています。
相場も100万円ほどと言われていますが、一度の施工にそこまでかけてすぐに色あせしてしまったら、
とても勿体ないですよね。
その一回を無駄にしないためにも、下記のポイントに気を付けて塗料や業者を選定していきましょう。
1.定期的なメンテナンス
汚れやカビの除去を定期的に行う。
塗装表面の清掃を行い、表面の汚れや微粒子を取り除く。
塗装表面にダメージや剥がれがあれば、補修を行う。
2.色あせしにくい塗料の選択
耐候性の高い塗料やUVカット効果のある塗料を選ぶ。
塗料の品質や耐候性を確認し、適切なものを選択する。
3.色あせしにくい色の選択
明るめの色や中立色を選ぶ。特に、白やクリーム色、明るいグレーなどが適している。
色あせしにくい色を選ぶことで、塗装の劣化を遅らせることができる。
4.遮熱塗料の使用
太陽光を反射する遮熱塗料を使用する。これにより、外壁の温度上昇を抑え、塗装の劣化を防ぐことができる。
5.外壁の保護
外壁に直接太陽光が当たる部分には、日除けや植栽などの遮光対策を行う。
太陽光の直接的な影響を軽減することで、外壁塗装の色あせを防ぐことができる。
業者選びももちろん重要ですが、普段の掃除やメンテナンスも劣化や色あせを防ぐためには必要です。
まずはご自身でお家の外観を観察し、塗膜の剥がれがないか・汚れがないかを確認できる範囲で見てみましょう。
早く気付くことができれば、その分劣化も早めずに補修や塗装を最小限で行うことができます。
また、弊社ではお客様のご要望に合わせて塗料をご提案させていただいております。
お家をどれほど持たせたいか、今後建て替えの予定はあるかなど、お客様の将来的な予定も含めて提案致します。
ご自宅の外観写真からカラーシミュレーションを行うこともできますので、
カラーに迷われた方もぜひ一度ご相談ください。
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